ウイルス感染した場合の対処法

今回はウイルス感染した場合の一般的な対処法についてご紹介したいと思います。ウイルスに感染しないように気を付けていても感染してしまうことがあります。インターネットを利用していない場合でもUSBメモリなどからウイルス感染することもありますので注意が必要です。

パソコンを利用している方の大半はセキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)を導入していると思いますが、注意したいのは無料のセキュリティソフトです。


ウイルス感染したパソコンを確認させていただくと、セキュリティソフトを騙った偽のソフトがインストールされていることが多くあります。中には一般の方では偽のソフトと気づきにくいものもありますので、無料のものをダウンロードしてインストールする際は、そのセキュリティソフトが安全なものかをしっかりと調べたうえで導入するようにしましょう。


セキュリティソフトを導入していれば100%被害を防げるというものではありませんが、被害を最小限にすることができます。導入していない場合は、家のドアや窓を常に解放した状態で外出するようなものと考えてください。セキュリティソフトを導入したうえで、怪しいメールの添付ファイルや違法なサイトにアクセスしないようにしましょう。


お勧めはやはり有料のセキュリティソフトで、日本で広く利用されているメーカーは、ウイルスバスターのトレンドマイクロノートンマカフィー、ZEROウイルスセキュリティのソースネクストなどがあります。

実際にウイルス感染すると次のようなことが起こります。


 ① 動作がおかしくなる、遅くなる

 ② 保存されてあるデータを見られたり抜き取られたりする

 ③ 連絡先のメールアドレスなどにウイルスをばら撒かれる

 ④ SNSやオンラインバンキングなどのID/パスワードを奪われる

 ⑤ パソコンが乗っ取りにあい、サイバー攻撃などに悪用される


上に記載したことが必ず起こるというわけではありませんが、知らないうちに少しずつ被害が広がり、致命的な症状が出る可能性があります。また、自分だけでなく他人にも被害を広げてしまう可能性がありますので、セキュリティソフトは必ず導入しておきましょう。


ウイルスに感染したと思われるような症状が発生した場合は、何よりもまずインターネットを切断しましょう。インターネットに接続したままの状態だと被害が拡大してしまう可能性があります。インターネットを有線で利用している場合はLANケーブルをパソコンから抜きます。無線(Wi-Fi)を利用している場合は、無線機能をオフにします。


無線機能のオフは、パソコン画面右下の無線マークをクリックして、色がついている「Wi-Fi」の部分をクリックします。


「Wi-Fi」の色が消え、無線が切断されていることを確認してください。

ウイルスに感染していると思われる場合は、セキュリティソフトでウイルス完全スキャンを行い、感染しているウイルス名を確認します。


スキャンが完了したら、スキャン結果の詳細を確認し、ウイルスに感染する原因となったファイル(メールや、ダウンロードしたファイルなど)を削除します。この時、ごみ箱からも削除するようにしてください。


その後、インターネット接続を元に戻して、セキュリティソフトを起動し、最新の状態へアップデートしたうえで、再度完全スキャンを行ってください。


セキュリティソフトを導入していない場合のウイルス駆除は困難であることが多いです。危険な状態ですが、インターネット接続したままで無料の「オンラインスキャン」を試すことをお勧めします。


インターネットで「オンラインスキャン」と検索し、信頼できるセキュリティメーカーが提供している無料オンラインスキャンでウイルス検索を行うようにしましょう。その後、無料体験版などを導入してウイルス駆除を行うことをお勧めします。


下はトレンドマイクロ社の無料オンラインスキャンのサイトと、実際のオンラインスキャン中の画像です。



ウイルス駆除は専門的な知識を必要とすることが多くありますが、今回は対処が簡単にできるような内容を紹介させていただきました。紹介した処置については慎重に作業してください。セキュリティソフトの導入についてのご質問、症状が改善しない場合や処置内容がよく分からない場合は、こごろくパソコンサポート福岡にお気軽にお問い合わせください。



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